東洋医学は、実にシンプルです。
私達の身体は、生理的活動を通して様々なアンバランスが生じても、
シーソーの様に自力でバランスを整えて健康な状態を維持しています。
このバランスを整える範囲は、人それぞれ異なります。
そしてバランスが崩れると、様々な問題が生じます。

例えば、
生まれつき喘息持ちの人は肺のバランス、
食べ過ぎ傾向の人は脾胃のバランス、
精神的に不安定な人は心肝のバランスが崩れやすく、
自力でバランスを整えるキャパシティを超えてしまうと
体調を崩してしまいます。
東洋医学は、このアンバランスで不健康な身体を整え
健康な状態に戻す医学です。
熱すぎたら冷やし、冷えすぎたら温める。
足りなければ補い、過剰なれば瀉す。
治療はこのようにシンプルな考え方から施され、
バランスが整えば健康になります。
そしてこの法則は、どんな病気にも当てはまるのです。
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