いやー、50肩をまさに50の年で経験しました。
一応50肩の辛さはわかっているつもりでしたが、
実際は。。。
想像以上の辛さを思い知らされました。
辛かったのは、
・夜間痛で眠れない
・体を洗う事が一苦労
・風に当たると悪化する神経痛
・服の脱着がとても大変
・じっとしていても痛い
・動かした時の激痛
特に痛みがキツかったですねー。
ちょうどキャンピングカーで日本を旅していた頃で、
辛い時は、片手で自分の手が届く範囲で針をして
なんとか痛みを凌いでいました
痛みには波があり、針をするとしばらく波がおさまってくれるので、
痛みで眠れなくなる夜に針をして痛みがマシになった隙に少し眠るといったところです。
鎮痛薬は持っていたのですけど、ひねくれ者の私は
薬には頼らず、「最後の砦」として取っておきましたが
結局薬嫌いの私は飲むことはありませんでした。
痛み止めを飲んでいればもう少し楽に乗り切っていたと思います。
7月くらいに秩父のあたりを旅していた頃、あまりに痛みがひどかったので
武甲鍼灸院という鍼灸院さんで、鍼灸治療を受けました。
とても腕の良い院長先生で、僕の状態をよく理解していただき
とても気持ちの良い鍼灸治療をしてもらえて、痛みは半分くらいに収まり、
本当に助かりました!
この後、旅の予定上長居は難しかったので、継続治療はできず旅を続けました。
痛みはまた戻りましたが、その後徐々におさまってくれました。
私は、この体験から気がついたことがいくつかありました。
・頸椎症を併発している場合は、肩を動かすと悪化する
・神経痛様の症状にはお灸が良い
・50肩は、腎の弱りが関連する
・50肩の治療ポイントは、痛みのコントロール
・完全に治るのには1年かかる
実は、この50肩をやる前に腎の弱りの兆候が出ていました。
・慢性腰痛の悪化
・足の浮腫み
・頻尿
・足のダルさ(歩くとすぐ疲れる)
腎が絡んでくると腎を治療しないと簡単には治りません。
私はずっとサーフィンをやっていて肩をうごかしていたのもあって、
まさか自分が50肩になるとは思っていませんでした。
肩が痛くなり始めた時も自然とよくなるだろう軽く考えていたら、
着実に進行してしまいました。
また、私の場合は頸椎症を併発していたので肩の可動域を広げるリハビリは、
逆効果で夜間痛が悪化しました。
こうなる前に、腎を治療して生活の不節制も正していたら。。と反省しています。
よく50肩には筋肉を緩めて可動域をよくしていくという治療がほとんどかと思います。
今回の経験を踏まえて根本治療の必要性が再確認できました。
これほど痛みに悩まされるとは、痛み始めの頃は想像できませんでした。
患者さんがどれだけ辛い思いをしていたかは、
実際当事者になってみないとわからないものです。
この体験は、50肩治療に対して更に深く考える良いきっかけになりました。
なんでも苦しい事を経験すれば、得るものは何かあるものですね。
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