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親の介護2 - 片付けプロジェクト

更新日:2019年9月4日

私のやるべき事とは、今の母を知るという事でした。


私はハワイ在住時、日本に帰国した時には、

一人暮らしの母が住む実家に行って母に会うようにしていました。

母と話をして、困っている事などないか確認したりと

出来るだけ力になれるよう努めました。

母は、物を片付けたり捨てたりする事が苦手です。


家中のあらゆる引き出しには物がパンパンに詰まっています。


冷蔵庫も例外ではありませんでした。




一度、冷蔵庫の野菜室に真っ黒に腐ったたまねぎを見つけた時は、

「これはまずいぞ。。」と真剣に思いました。


どこに何があるのかが把握できてないみたいで、

私がなんとかしてあげなくてはという気持ちに駆られました。


私は母と一緒に片付けをしながら、

なんとか整理整頓する癖をつけてもらおうと目論むのですが、

そう簡単に母の癖が変わるわけではありませんでした。


実家に帰っては、片付いていない家を見て

イライラしては母に説教をするようになりました。


いつの間にか私の行動は母を萎縮させ、母は私のご機嫌を伺うようになり

私たち親子の関係は主従関係のようになってしまいました。。


私の実家片付けプロジェクトは、そんな母の変化も気に留めず

遂行させていました。


そんなある日、母に言われました。


「もうやめて! 気が狂いそうになる!」


母の限界でした。

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